呼吸法体験

鍼灸師,
photo by Xie okajima

呼吸法体験(Breathing)

 

呼吸法が、自然治癒力を高めるのにいいことは
20年以上前から知っていました。

しかし、呼吸法の効果を身体で知ることになったのは
このような経験をしてからでした・・

 

2006年。
ある日曜日の夜。

 

右奥の歯が疼きだしました。
歯が痛いのか?歯茎が痛いのか?
キーンと頭に響くような
うめき声が出るほどの痛みが2時間近く続きます。

「う~」
身体をよじらせ、痛みに踊らされ
日曜日の夜に出た痛みを嘆きました。

でも、このような思いも浮かびます。

「きっと、自然と楽になる方法があるはず」

身体の向きを変え、身体へ意識を向けますが
どのようにしても、痛みは変わりませんでした。

あまりの痛みに
ふと涙が出そうになったとき、鼻をかみたくなります。

身体に残る力をふりしぼり
「ちーん」

すると、驚くような変化が起こります。
さきほどまであった、目に涙が浮かぶほどの痛みが
「す~っ」と消えていくのです。

 

「どういうことだろう?」

理由は、分からないまま
もう一度、鼻をかみます。

 

「ち~ん」
確かに、鼻から息を出している間だけは痛みが消える。

 

「そうだ!呼吸に意識を向けてみよう」

鼻から息が出る様子を感じていると
2時間近く続いた歯痛は消えていきました。

この話は、すべての痛みが呼吸法だけで消えるという話ではありません。

しかし、私は歯痛が消えた体験後
ぎっくり腰、坐骨神経痛、不眠症など
さまざまな場面で呼吸法の効果を体感してきました。

ワークショップ、電話サポート、鍼治療などでも患者さんにお伝えして
多くの方が身体の変化を感じられています。
自然と肩の力が抜けると感じられる方が多いです。

肩の力が抜けると、眠りやすくなったり身体が楽になることに気づくと思います。

身体は、私たちが想像する以上につながり連動しています。
『きっかけを作り、身を任せる』のがいいようです。
呼吸法だけでも、よく眠り、よく排泄する『きっかけ』を作ることもできます。

心身が静かな状態になるほど
小さなきっかけで、心身が変化していくことに気づきます。

これから少しずつ技を磨くように、体験を重ねていきましょう。
身体の内側で、新しい発見があると思います。

呼吸している様子を感じる。『感息(かんそく)』

呼吸は、本来無意識に行っているものです。
息を吐こうとしない。吸おうとしない。
私たちは、何かしようとすると気付かないうちに力が入ります。

息が鼻から出入りするのを、ただ感じる。
身体全体が、どのように変化するか感じましょう。

呼吸感覚が磨かれるほど
日常での変化に気付くことが増えてきます。

『感息(かんそく)』
意識、動作などと連動させると自然治癒力を高めるのに、より効果的になります。

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